😬腰痛😿

こんにちは、獣医師の上野です🐶
今年に入って早々腰痛を痛めてしまい、2021年特別なスタートを切りました😈
今は全快したので、今年の目標は肉体改造で行こうと思います💪

ということで今回は腰痛について少し話をしようと思います。
読んで字のごとく「腰」に「痛み」が生じることを言います☠️
寒い時や激しい運動をした時、無理な体勢をとった時に症状が出やすいです。
腰痛を起こすいくつかの病気を簡単に紹介していきます👦

①一番有名なところ、『椎間板ヘルニア』🦆
ダックスフントやビーグルなどが好発犬種と言われています。
脊椎の構成する骨と骨の間でクッションの役割をしている椎間板が圧迫され、押し出されて脊髄を刺激した結果、痛みが生じます⚡️

②高齢になると発症しやすい『変形性脊椎炎』🔥
比較的大型犬に多いとされていますが小型犬の子でも猫ちゃんでも起こってきます🦮
これは加齢に伴う血流の変化であったり、脊椎にかかる微小な負担により脊椎に骨が少しずつ形成されて、それが刺激になって痛みを出します🦴
高齢の子で動きが悪くなった、なんて時は変形性脊椎炎であることが多いです😢

③大型犬で有名な『馬尾症候群』🐎
腰椎と骨盤との間で起こる馬尾と呼ばれる神経の圧迫により生じます✊
それは椎間板が原因であったり、椎骨同士の脱臼だったり、骨の形成だったり様々です💣
尻尾を振らなくなったり腰が下がっているなどで気づくことがあります⬇️

いずれの病気も初期の段階では痛みとして症状を出しますが、
進行してくると神経症状が出てきますので後ろ足が上手く動かなくなる、排泄ができなくなる、といった麻痺の症状が出てくることもあります😖
日常で多く遭遇する腰の筋肉の損傷による腰痛(いわゆるぎっくり腰に近いもの)であれば神経症状が出ることはありません。
ですので一時的な腰痛だと思っていたものが実は・・・、なんてことも実際あります⚠️
腰痛の症状がある時(動かない、背中を丸める、触ると怒るなど)は来院していただくと早期発見、早期回復につながります☝️
腰痛の進行具合によっては手術が必要になってしまうケースもありますので、お早めの受診をおすすめします🏥