猫ちゃんの予防接種ってなにっ?🐱

こんにちは⭐️
冬の終わりとともに、春の到来を感じる気候になりましたね🎶
雨が降ったり、とても暖かい日を迎えたりと、お天気の機嫌が慌ただしい最近です💦
今日は改めて、猫ちゃんの予防接種についてお話したいと思います。
1年に1回、予防接種をお願いしていますが、
その中身をご存知でしょうか。
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慌ただしい診察のなかで、なかなかゆっくりお話することができていませんでしたので、
この場をお借りして、お話させてください💉
『猫ちゃんの予防接種(当院おすすめの3種混合ワクチン)』
予防できるウイルスは、、、
1、カリシウイルス
2、ヘルペスウイルス
3、パルボウイルス
上記の3つになっています🐱
では、その1つ1つを細かくみていくと、
1、カリシウイルス
猫風邪の代表的なウイルスです💦
その感染経路は、感染猫との接触が最も多く、
次に多いのが感染猫のくしゃみをあびてしまう経鼻感染(空気感染)になります。
その症状は軽症から重症までと様々であり、
元気消失、発熱、くしゃみ、 鼻汁漏出、流涙などの呼吸器症状に加えて、
舌や口腔内の水胞形成と潰瘍を作ります。(とても痛いので、よだれが多くなります💦)
2、ヘルペスウイルス
猫風邪の代表的なウイルスです💦
その感染経路はカリシウイルスと同じで、
接触感染と経鼻感染(空気感染)になります。
このウイルス感染症は別名:猫ウイルス性鼻気管炎とも呼ばれています。
ウイルスが鼻、口、結膜(眼)に非常に多く侵入しており、ちょっとした接触でも感染が成立する可能性を含みます⚠️
その症状は軽症から重症までと様々であり、
発熱、元気消失、食欲不振に始まり、血混じりの口腔・鼻腔分泌物、結膜の充血、鼻汁を引き起こします。
3、パルボウイルス
非常に感染力が強く、致死率も高い感染症の1つです。
その感染経路は接触感染ですが、主に糞便中にウイルスを多く含みますので、
排泄物を介して、感染することが最も多くなります。
このウイルス感染症は別名:猫汎白血球減少症や猫伝染性腸炎とも呼ばれています。
その症状は発症すると重症化し、
初期は元気消失、食欲減退を、進行期には下痢や嘔吐まで起こします。
 
屋外飼育の方はもちろんですが、室内飼育の方も、
カリシウイルスやヘルペスウイルス感染症は、
野良猫ちゃんがいる地域では発症することがありますので、注意が必要です⚠️💦
感染症の病気の予防は、予防接種で防ぐことができます。
多くの皆様が予防接種を行っていくことで、地域としての予防接種率が向上します。
予防接種率の向上が、その地域での感染症の蔓延を予防することに繋がります。
ご不明な点がございましたら、遠慮なくご相談ください。
宜しくお願いいたします。
 
アリイ動物病院 院長