更新情報

意外と怖い犬の膵炎という病気💦

2019/06/05

こんにちは🌟

消化器疾患でも、良く遭遇する『膵炎』ですが、

実は急性増悪すると命に関わる怖い病気の1つです💦

特に高齢(8歳以上)で、過去に膵炎を発症していたことがあるわんちゃんは、

再度膵炎を発症した場合には、非常に注意しております⚠️

また、下記の基礎疾患(持病)がある場合にも注意が必要になります。

・高脂血症(中性脂肪値やコレステロール値が高い)

・胆泥症

・慢性腎臓病

・慢性腸炎(炎症性腸疾患を含む)

・慢性肝炎

・副腎皮質機能亢進症(クッシング病)

上記の病気は、高齢の子が患いやすい疾患にもなっています⚠️

*来院時に劇症型膵炎を発症していた子のレントゲン写真です。

LATERAL

→膵臓の炎症が強く、胃拡張まで併発しておりました。

 

近年の医学の発展に伴い、『膵炎』の発見率は大幅に向上しております。

問題は膵炎と診断された後が、非常に大切なポイントになります。

急性膵炎から劇症型膵炎へ移行してしまうと、命のリスクが出てくる重篤な病気に変わります✊

どのタイプの急性膵炎が劇症型膵炎に移行するかが、まだ明確な判断基準がない状況です。

そのため、初期治療がとても大切になります。(とにかく劇症型へ移行させないことが大切です‼️)

膵炎の治療は、抗生物質、消炎剤、タンパク分解酵素阻害剤を基本に、

状況に応じてステロイド剤やフザプラジブナトリウム(膵炎の特効薬:ブレンダZ)を使う場合もあります。

どの薬剤を組み合わせるかは状況次第ですが、

1番大切な要素は『食欲があるか』に注目しています‼️

食欲がある限りは、胃腸の運動性が保たれているため、

重篤化していく可能性が少ないと考えております。

いつもと同じような体調不良(吐き気または下痢)に加えて、

食欲不振、食欲低下』という症状が出ている際に、実は『膵炎』という可能性もあります。

いつもと少し違うなと感じた場合には、まずはお気軽にご連絡くださいね。

『膵炎』は早期治療が1番の特効薬です😊

宜しくお願いいたします。

 

アリイ動物病院 院長