アリイブログ教室

『シリーズⅠ:食道疾患』

2015/10/08

こんにちは⭐️

昨日、お話した『食道疾患』の続きになります。

巨大食道症

巨大食道症はその名の通り、食道が拡張してしまう状態のことを指します。

拡張してしまった食道の影響で、食べ物が胃に流れず、食道内に停まってしまうことが問題になります。

そのため、症状としては

・食べたあとにすぐ吐く

・吐く事が多いために、誤嚥性肺炎を併発し、咳が増える

巨大食道症の原因は多岐に渡ります。

・心臓血管の異常

・食道腫瘍

・重症筋無力症

・多発性筋炎

・甲状腺機能低下症

・アジソン病

・食道炎(重度の膵炎や胃腸炎からの併発)

原因特定ができるものは、上記のものになりますが、その他にもまだまだ可能性の原因はあります。

では、『巨大食道症』になってしまった場合の治療法についてですが、

外科手術:心臓血管の異常、食道腫瘍は適応になり、完治する可能性もあります。

お薬:重症筋無力症、多発性筋炎などの筋疾患が適応になりますが、基本的には付き合    いながら、治療をしていくことが多いです。

・甲状腺機能低下症、アジソン病や食道炎には効果的なお薬がありますので、治る可能性が十分にあります。

最後に好発犬種ですが、若齢の子が発症した場合に限ります。

・アイリッシュ・セッター

・グレート・デン

・ゴールデン・レトリーバー

・ジャーマン・シェパード

・ミニチュア・シュナウザー

などの報告が多いです。

以上が『食道疾患』の説明になりますが、慢性的に吐きやすい子は一度、胸部レントゲン検査をおすすめしています。

何かご不明な点があれば、お気軽いご相談ください。

アリイ動物病院 院長

電話0466-41-9581