意外と多い卵巣・子宮の病気⚠️

こんにちは⭐️
だいぶ涼しくなってきましたが、まだまだ湿度が高く蒸し暑い日が続いています💦
動物たちも季節の変わり目で、体調を崩しやすくなっていますので、
体調管理には気をつけてくださいね‼️
⚠️当院ではわんちゃん達の吐き気、ねこちゃん達の風邪(くしゃみ、鼻水)が流行っています⚠️
今日は、意外と遭遇する機会が多い卵巣・子宮疾患についてです。
避妊手術をしましょう。。というお話ではなく、避妊していない場合には『こういう点』に
気をつけてくださいというお話です☺️
卵巣・子宮の病気で多いものは、
1、子宮蓄膿症(食欲不振、吐き気、下痢や腹部圧痛など)
2、卵巣嚢腫(初期は特定の症状なし)
3、子宮水腫(食欲不振や腹部膨満などで蓄膿症より弱い症状)
4、子宮癌(陰部からのおりもの)
5、卵巣癌(初期は特定の症状なし)
といったものに多く遭遇します。
そのほとんどは高齢(8歳以上)での発症が多いですが、子宮蓄膿症は5,6歳でも発症する病気です。
卵巣・子宮疾患が発症しやすくなる原因に
1、不定期な発情周期
2、陰部をよく舐める/匂いが強い
3、慢性的な膀胱炎
4、高齢(加齢に伴う卵巣・子宮の変化)
などが誘発因子になると考えています。
また、異常の有無を確認する上で、もっとも有効な検査が超音波検査になります。
《子宮蓄膿症の超音波所見》
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《子宮癌の超音波所見》
スクリーンショット 2017-09-08 16.01.04
卵巣・子宮の病気は早期発見であれば、病気の種類によってはお薬で治せるものもありますが、
手術でしか治せない病気もあります。
高齢になってきましたら、定期的な検診が大切になりますので、
少しでも不安や疑問がある場合にはかかりつけの先生にご相談してみてください。
アリイ動物病院 院長