🐰ウサギさんのお口事情👅

こんにちは、獣医師の上野です👨
最近めっぽう寒くなってきましたね。朝布団から出るのが辛い季節となってまいりました😖
今日はウサギさんの歯についてお話ししたいと思います🐰
ウサギ さんの歯は切歯(前歯)と臼歯(奥歯)のみで構成され、犬歯はありません🐶
さらに生涯にわたり歯が伸び続けます‼️
では伸び続ける歯をどのように維持しているのかというと、咀嚼することによって上下の歯を擦り合わせ磨耗させて一定の長さを保っています⚠︎
今回は臼歯に注目してみようと思います👀
臼歯では主にすり潰しを担っています♻︎
上下の臼歯を水平方向に動かし、歯と歯をすり合わせて食べ物をすり潰します👊
それと同時に臼歯の磨耗されるのです✨
このすり潰す動作はチモシーなどの草類を食べるときに活躍します🌾
ペレットなどの固形フードは基本的に噛み砕く動作になるので上下の臼歯は垂直方向に動いて咀嚼します↑↓
しかし、この噛み砕く動作が多くなってくると摩耗に偏りが出来てしまい、臼歯に棘が出来ることがあります😨
この棘は頬の粘膜や舌を傷つけ、食欲が低下する原因となってしまいます💣
ひどい時は噛み合わせが悪くなり歯の根で炎症や感染が起こって歯根炎になることもあります☠️
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防ぐ方法は一つ、食事のバランスです🍚
ご家庭でのウサギさんのフードはペレットとチモシーが主流になっていますが、このチモシーをメインに食べてもらうことが予防になります🌾
通常、ペレットは体重(グラム換算)に対して1〜2%、ペレットは常に食べれるようにしておくと言うのが理想とされていますのでこれを参考にしていただけると良いと思います。
中にはペレットが好きな子がいると思いますがそういった場合、チモシーを柔らかい2番刈りに変えていただくといいと思います🍀
2番刈りを食べるようになったら徐々に1番刈りを混ぜていくようにすると理想的です⭐️
このようにフードの割合を変えることで病気の予防にも繋がるので一度フードの内容を見直してみるのも良いと思います☝️
まだまだ勉強中の身ではありますがご質問等あれば気軽に聞いていただければと思います😄
ここまで読んでいただきありがとうございました🙇‍♂️