歯茎のしこり🎈

こんにちは、獣医師の上野です😊実はまだ今年の初詣に行っていません😖人混みが苦手なのでもう少し時期をおいて行こうと思っています⛩皆様にとって今年1年が良い年でありますように🙏

今日はお口の中のお話し、歯肉(歯茎)にできる腫瘤についてお話ししようと思います👅

歯肉にできる腫瘤は大きくに分けて、歯肉炎(炎症)によるもの、腫瘍によるものがあります🎈

歯肉炎によるものですと、エプーリス(歯肉腫)と呼ばれるものが多いです🚩それ自体は無痛であることが多いですが、元をたどれば炎症が原因ですので、口を触られることを嫌がる場合もあります😢

腫瘍によるものは、悪性であることが多いです💀代表的なものに扁平上皮癌、黒色腫(メラノーマ)などがあり、とても病原性が強いです🦠歯肉のみならずその下にある顎の骨にまで達することもあり、脆く、自壊しやすいので化膿し、痛みが強いことが多いです💥

その他共通する変化として口臭が強くなることが挙げられます🤧血生臭いような膿んでるような匂いです🤕口臭が変わったな?と思ったら注意しましょう👆

治療方法は二つとも外科的な切除が第一選択になります1️⃣

と言うのも、万が一腫瘍だった場合に進行が非常に早いため、早期診断(病理組織検査)によって治療計画を立てることが非常に重要だからです⚠️

    

エプーリスであれば切除で無事完治ですが、腫瘍の場合だとそうはいきません😢

悪性腫瘍と判明した場合、更なる手術で骨も含めた広範囲で切除することや、抗がん剤治療や放射線療法によって治療を行います💊

腫瘍の進行度(ステージ)によっては治療が難航することがありますので、早期発見も非常に大切です👓

日頃口臭や痛がる様子がないか見ることはもちろんですが、そうなる前に対処するためにどういったことに注意して生活すればいいのでしょうか🤔

答えは歯磨きです🦷

歯肉炎も腫瘍も歯肉に対する『刺激』によって誘起されます⚡️(腫瘍は遺伝的なものも含まれてきますが、そこは割愛🙇)

普段の生活で遭遇することが圧倒的に多い刺激は『歯石』です🥼

歯石とは歯垢にカルシウムやリンが沈着して出来るもので、細菌の巣窟です😨そこから感染も起こしますし、歯石の物理的な圧迫により歯肉に刺激を与えます💡

その結果、歯肉炎にもなりますし、そこから慢性的な炎症に発展したり、炎症が悪化していくとと腫瘍に変異するリスクが高くなるのです💣

ということは歯石がつかなければ歯肉炎と腫瘍のリスクが減る!ということですね(^^)

ですので、日頃の歯磨きがとても大切なのです💎

歯磨きでは歯石を取ることはできませんが、歯石の元となる歯垢は取ることはできますので、歯も綺麗になるし、病気の予防にもなる、一石二鳥です🦜

日々のグルーミング、ふれあいの一環としてお口の中のチェックを🦷可能であれば歯磨きを行い、お口の中を清潔に保ちましょう🐶🐱

今回は以上となります。最後まで読んでいただき🥼、ありがとうございました🙆‍♂️